寝台特急「あけぼの」乗車記(上野→青森)(その4) [夜行列車]
上野から青森までを走る寝台特急「あけぼの」。
定刻21:15に「ピーッ!」と甲高い汽笛を1発鳴らして上野を発車します。
まだ21時台というのに、発車後にしていきなりのおやすみ放送。この放送の次は秋田到着20分前までありません。。。
さて、発車してしばらくは夜の車窓を眺めながら、ひとり個室で晩酌を楽しみます。いつもは旅のお供に○ビスビールが多いのですが、西日本では殆ど見ないのと、売店で「限定」という言葉に魅かれて、エチゴビールを買ってみました。
上野から1時間半ほどで高崎に到着。ほんの数分ですが、初めて群馬県の地に降り立ってみました。やはりここまで来れば、この時間となると、電車に乗る人も少なくなってきますね。
夜の車窓をぼんやり眺めていたら、アルコールが回っていつしか眠っており、午前1時過ぎに長岡で運転停車していたところで目が覚めました。ここで上野からのEF64と、ここから青森までのEF81が交替します。
長岡を過ぎたところで、ちゃんと布団に潜ってしばしおやすみです。(つづく)
定刻21:15に「ピーッ!」と甲高い汽笛を1発鳴らして上野を発車します。
まだ21時台というのに、発車後にしていきなりのおやすみ放送。この放送の次は秋田到着20分前までありません。。。
さて、発車してしばらくは夜の車窓を眺めながら、ひとり個室で晩酌を楽しみます。いつもは旅のお供に○ビスビールが多いのですが、西日本では殆ど見ないのと、売店で「限定」という言葉に魅かれて、エチゴビールを買ってみました。
上野から1時間半ほどで高崎に到着。ほんの数分ですが、初めて群馬県の地に降り立ってみました。やはりここまで来れば、この時間となると、電車に乗る人も少なくなってきますね。
夜の車窓をぼんやり眺めていたら、アルコールが回っていつしか眠っており、午前1時過ぎに長岡で運転停車していたところで目が覚めました。ここで上野からのEF64と、ここから青森までのEF81が交替します。
長岡を過ぎたところで、ちゃんと布団に潜ってしばしおやすみです。(つづく)
寝台特急「あけぼの」乗車記(上野→青森)(その3) [夜行列車]
前回はA寝台個室・シングルデラックスを紹介しましたが、今回は他の寝台、座席も紹介していきます。
「あけぼの」には、B寝台個室「ソロ」車両が2両連結されています。(写真は青森駅にて撮影)
プルマン式開放A寝台を改造した車両で、レールに対して平行に上下2段に個室が並んでいます。
中の通路は狭く、人ひとりがようやく通れるか、といった感じです。
身をかがめて下段個室を見学。上段に上るための階段が干渉してますが、そんなに狭くはなさそうです。
階段を上って上段個室も見学。天井まで窓がせり出していて、眺望は抜群に良いでしょうが、入った時点からかなり狭いです。さらにベッドメイキングすればそれだけで部屋の大部分のスペースをとってしまい、この上なく窮屈でしょう。
ちなみに寝台料金は上段、下段問わず開放式B寝台と同じ¥6,300で、閑散期でも人気が高いようです。
あけぼのオリジナルの座席として、「ゴロンとシート」があり、寝そべったクマさんのロゴマークが目印です。
座席とはいっても、開放型のB寝台からリネン類や浴衣を省いただけで、通常の指定席料金で利用できます!
庄内、秋田地方から東京へは「ゴロンとシート」利用の企画乗車券も発売されており、それも相まってこちらも人気は高いようです。
そして、ベーシックな開放型の2段式B寝台もあります。「ソロ」や「ゴロンとシート」に比べると割高感は否めませんが、閑散期には静かな夜汽車の旅を楽しめるかも知れませんね。
水回りもきちんと手入れが施されており、だいたいのトイレが洋式化されているほか、洗面所も自動水洗式に変わっていました。
あけぼのに使用される24系および24系25形も、かれこれ造られて40年近く経っており、寿命も近付きつつありますが、適度にリニューアルされて、現在に至っています。
東北新幹線新青森開業後も生き残っており、それなりの乗車率を支持している「あけぼの」ですが、今後、285系サンライズエクスプレスのような、新型車両が導入されるのか、はたまた「きたぐに」みたいに寿命を迎えたと同時に廃止となるのか、気になるところです。(つづく)
「あけぼの」には、B寝台個室「ソロ」車両が2両連結されています。(写真は青森駅にて撮影)
プルマン式開放A寝台を改造した車両で、レールに対して平行に上下2段に個室が並んでいます。
中の通路は狭く、人ひとりがようやく通れるか、といった感じです。
身をかがめて下段個室を見学。上段に上るための階段が干渉してますが、そんなに狭くはなさそうです。
階段を上って上段個室も見学。天井まで窓がせり出していて、眺望は抜群に良いでしょうが、入った時点からかなり狭いです。さらにベッドメイキングすればそれだけで部屋の大部分のスペースをとってしまい、この上なく窮屈でしょう。
ちなみに寝台料金は上段、下段問わず開放式B寝台と同じ¥6,300で、閑散期でも人気が高いようです。
あけぼのオリジナルの座席として、「ゴロンとシート」があり、寝そべったクマさんのロゴマークが目印です。
座席とはいっても、開放型のB寝台からリネン類や浴衣を省いただけで、通常の指定席料金で利用できます!
庄内、秋田地方から東京へは「ゴロンとシート」利用の企画乗車券も発売されており、それも相まってこちらも人気は高いようです。
そして、ベーシックな開放型の2段式B寝台もあります。「ソロ」や「ゴロンとシート」に比べると割高感は否めませんが、閑散期には静かな夜汽車の旅を楽しめるかも知れませんね。
水回りもきちんと手入れが施されており、だいたいのトイレが洋式化されているほか、洗面所も自動水洗式に変わっていました。
あけぼのに使用される24系および24系25形も、かれこれ造られて40年近く経っており、寿命も近付きつつありますが、適度にリニューアルされて、現在に至っています。
東北新幹線新青森開業後も生き残っており、それなりの乗車率を支持している「あけぼの」ですが、今後、285系サンライズエクスプレスのような、新型車両が導入されるのか、はたまた「きたぐに」みたいに寿命を迎えたと同時に廃止となるのか、気になるところです。(つづく)
寝台特急「あけぼの」乗車記(上野→青森)(その2) [夜行列車]
上野~青森を走る寝台特急「あけぼの」。今回は車内設備を見ていきましょう。
あけぼのは多種多様な寝台、個室を備えていますが、今回利用したのはその中の最上級クラス、A寝台個室の「シングルデラックス」です。
シングルデラックスの通路はホテルのような雰囲気で、高級感を感じさせてくれます。
そして、ドアを開ければ、そこが今宵のお宿。A個室らしく、室内幅、高さともに余裕は十分あります。本来は一人用ですが、補助ベッドも備えられていて、追加料金を払えば2人での利用も可能です。
室内には折り畳み式の洗面台が設置されていて、室内で歯磨きや洗面、身支度ができます。
はしごは補助ベッドを使用時の昇降用です。はしごの裏には隣の部屋とを行き来できるドアになっていますが、通常はロックされています。
ベッドは昼間使用しない時にソファーに切り替えることもできます。ベッド下には引き出し式の足置きもついています。
そのほか、オーディオ(BGM)も備えられていて、夜の車窓とともに、音楽を楽しむことも可能です。かつてはビデオモニターも設置されていたようですが、現在は撤去されています。
部屋に備え付けられていたアメニティキット。ポーチには「あけぼの」のトレインマークの刺繍も入っています。
アメニティ一式。JRマーク入りの小箱に入った歯ブラシ、髭剃り、くし、石鹸などがありました。もちろん、今回の乗車の記念に一切手をつけずお持ち帰りです。(笑)
A個室料金は13,350円とB寝台個室ソロの倍以上しますが、個室の居住性、設備、質感を考えるとその値段に見合った設備といえると思います。
次回は他の車両も見ていきたいと思います。(つづく)
あけぼのは多種多様な寝台、個室を備えていますが、今回利用したのはその中の最上級クラス、A寝台個室の「シングルデラックス」です。
シングルデラックスの通路はホテルのような雰囲気で、高級感を感じさせてくれます。
そして、ドアを開ければ、そこが今宵のお宿。A個室らしく、室内幅、高さともに余裕は十分あります。本来は一人用ですが、補助ベッドも備えられていて、追加料金を払えば2人での利用も可能です。
室内には折り畳み式の洗面台が設置されていて、室内で歯磨きや洗面、身支度ができます。
はしごは補助ベッドを使用時の昇降用です。はしごの裏には隣の部屋とを行き来できるドアになっていますが、通常はロックされています。
ベッドは昼間使用しない時にソファーに切り替えることもできます。ベッド下には引き出し式の足置きもついています。
そのほか、オーディオ(BGM)も備えられていて、夜の車窓とともに、音楽を楽しむことも可能です。かつてはビデオモニターも設置されていたようですが、現在は撤去されています。
部屋に備え付けられていたアメニティキット。ポーチには「あけぼの」のトレインマークの刺繍も入っています。
アメニティ一式。JRマーク入りの小箱に入った歯ブラシ、髭剃り、くし、石鹸などがありました。もちろん、今回の乗車の記念に一切手をつけずお持ち帰りです。(笑)
A個室料金は13,350円とB寝台個室ソロの倍以上しますが、個室の居住性、設備、質感を考えるとその値段に見合った設備といえると思います。
次回は他の車両も見ていきたいと思います。(つづく)