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JR四国8600系電車に乗りました! [JR在来線]

 先月23日より営業運転を開始したJR四国の8600系特急型電車。先日松山に行く用事があったので、ついでに乗ってきました。

坂出駅に入線する8600系.JPG

 現在8600系電車が充当されているのは、高松6:00発→松山8:36着の特急「いしづち」103号と松山20:34発→高松22:58着の「いしづち」104号の1往復。

 今回乗車したのは前者の「いしづち」103号。始発の快速「マリンライナー」1号で坂出まで向かい、坂出で乗り継ぎです。

 僅か2分の短い乗り換え時間で、階段を降りたり上ったりして、ホームに辿りつくとすぐに8600系電車が4両で入線してきました。このとき、初めて8600系電車を生で見ましたが、実物は割と良い感じに仕上がっている印象でした。

8600系の座席.JPG

 車内は全車両普通車。座席のカラーは松山方8750形車が愛媛の柑橘をイメージしたオレンジ、高松方8600形車が香川のオリーブをイメージしたグリーンとなっています。

リクライニング時.JPG

 座席は2000系気動車や8000系電車を踏襲した980mm間隔ですが、リクライニング時に座面が連動して前へスライドする方式が採用されており、座席の掛け心地は向上しています。そして従来車と同様、跳ね上げ式フットレストもしっかり備えられています。

 このほか、可動式のヘッドレスト、大型化されたテーブル、各座席の肘掛にAC100Vの電源、背面にはドリンクホルダーが備え付けられるなど、さまざまな機能が追加されました。

LED表示.JPG

 客室出入口の上にあるLED表示器。駅到着時はN700系みたいな表示が出てきます。その代わりに、従来車で流れていた沿線の観光案内、JR四国の企画きっぷの案内などは割愛されていました。

デッキよりドアを.JPG

 客室外もみていきましょう。まずはデッキ。ドアは従来車のようなプラグドアではなく、引き戸になっています。開閉時には「ドアが開きます(閉まります)。」という音声が流れます。

 また、ドアには「しおかぜ」「いしづち」のロゴが描かれており、松山~高松・岡山の運用を限定していることを謳っているようです。(まあ、この先JR四国管内の路線が電化される可能性は極めて低いでしょうけど。。。)

 そして気になるのが、ドア横の開閉ボタン。四国島内の普通列車(一部除く)は常時半自動となりましたが、8600系電車でも長時間停車する際は、この機能が使われるのでしょうか?

8750形車デッキ.JPG

 松山方8750形車後方のデッキ。身障者対応のトイレと男性用小トイレ、洗面台が備えられています。

身障者対応トイレ.JPG

 そして、身障者対応トイレも8000系電車よりもずっと広くなっております。高松方8600形車にも洋式トイレ1か所と男性用小トイレ1か所備えられていますが、2両で合計4か所というのは、やや多すぎな気もします。

運転台.JPG

 運転台は基本的に8000系電車と同じ構造で、高速運転と、万が一の踏切事故時に運転士への被害軽減を兼ねた高運転台となっています。

松山に到着.JPG

 坂出から乗車すること2時間20分あまりで松山にほぼ定刻で到着しました。高松~松山を2時間36分で走り、「いしづち」の中では比較的遅い方ですが、それでもあっという間の初乗車でした!

 早朝の運用にも関わらず、沿線で撮影する人もそれなりにいましたし、駅ホームや対向の上り「しおかぜ」「いしづち」の車内からスマホのカメラで撮る人もいたり、松山から50km手前の今治からはかなりの人数で乗ってきたりと、かなりの注目が集まっている印象でした。

Setouchi Stream Express.JPG

 8750形車の側面には”Setouchi Stream Express SS8000"たるロゴが!そういえば8000系電車も開発時のコンセプトは「瀬戸の疾風」でしたから、この8600系電車もこれを踏襲しているのでしょう。

 夜の運用までお休み.JPG

 松山に到着後、乗客が降りるとすぐに松山運転所に入線し、夜の「いしづち」104号の運用までお休みです。実に丸半日近く昼寝させることになり、勿体ない運用をしている気がしなくもないですが、振り子式の8000系とは混結できないでしょうし、致し方ないのかもしれません。

 2016年3月には量産車10両(グリーン車含む3両×2本、2両×2本)も増備され、岡山発着の特急「しおかぜ」にも充当され、2000系アンパンマン列車を置き換えるとのことです。それまで今後しばらくはこの運用が続くようです。

 ただし、火、水の「いしづち」104号と水、木の「いしづち」103号は検査や試運転の都合で2000系気動車が代走するほか、土休日は原則2両での運転となります。


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JR四国が新型特急車両を導入! [JR在来線]

 JR四国は2014年度から新型特急電車を導入し、松山~岡山・高松間の特急「しおかぜ」「いしづち」をすべて電車に置き換えるという情報が2012年夏頃に流れていましたが、いよいよその詳細が明らかになりました!

JR四国8600系.jpg
 JR四国8600系(JR四国プレスリリースより拝借)

 その形式も8600系とのことです。今回は建築デザイン経験のあるJR四国社員と川崎重工とが車両デザインを考案したとのこと。でも、なんだか京阪特急に似たようなデザインと思うのは、私だけでしょうか?

JR四国プレスリリース
http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/13-11-25/01.htm

今回の新型特急形電車の新製は老朽化している2000系気動車を置き換えるためで、まずは2014年6月に2両×2編成、合計4両を導入し、まずは松山~高松の特急「いしづち」から使用するとのことです。

 あくまで個人的な推測ですが、空気バネ傾斜方式を採用していることから、制御付き振り子採用の8000系電車とは混結できないでしょう。そうなると早朝、夜間に単独運転される「いしづち」から充当されることでしょう。

 また、2015年度末までに10両増備するとのことから、松山~岡山の特急「しおかぜ」にも順次投入し、恐らく2000系アンパンマン列車を置き換えていくものと思われます。

 座席は座面と背もたれが連動してスライドするタイプのリクライニングシートを採用するほか、LED照明の採用、車いす対応多機能トイレの設置など、客室設備にかなり力を入れたようです。

 ここ3~4年、高速道路の大幅な値下げや、景気低迷で消極的な経営を続けていたJR四国ですが、ここ最近は予土線に0系新幹線を模した「鉄道ホビートレイン」、予讃線伊予長浜ルート(松山~伊予市~伊予長浜~伊予大洲~八幡浜)に観光列車「伊予灘ものがたり」を走らせる計画など、明るい話題も出てきています。

 人口減少、高速道路の延伸など、JR四国を取り巻く環境は厳しさを増す一方ですが、これらの施策は功を奏すでしょうか?何はともあれ、一度試乗してみたいものです!

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B787に乗ってきた(その6)―まもなく置き換え開始・651系特急「スーパーひたち」― [JR在来線]

 勝田からは「スーパーひたち」46号で上野まで戻ります。

出発を待つ651系基本編成.JPG

 ホームに行くと、既に勝田始発の基本編成(7両)が入線していました。

付属編成と連結.JPG

 しばらくして、いわきからの付属編成(4両)が到着。連結して11両の堂々たる編成で上野を目指します。 

グリーン車.JPG

 前回に引き続き、今回もグリーン車を利用しました!後継のE657系は、2-2配置のしょぼしょぼグリーン車。JR東日本の中で比較的まともな、この651系グリーン車もやがて乗れなくなる日が来るのは時間の問題です。

普通車.JPG

 こちらは普通車。足元が塞がれていて、足を延ばせませんが、リクライニング角度は深く、結構快適そうな座席でした。さらに普通車にしては、非常に珍しく、読書灯まで備えられていました!

お約束の停電.JPG

 さて、651系といえば、お約束の停電。藤代~取手間では、交直切り替えのデッドセクションで、非常灯のみ残して、車内の明かりが消灯します。

 今回は、車内放送による事前アナウンスはなく、電光掲示板にテロップが流れるだけでした。

上野に到着.JPG

 あっという間に上野に到着。折り返し「スーパーひたち」47号としていわきまで向かいます。

 この651系もデビューから20年以上たちますが、全く古さを感じさせない、デザインと走りっぷりを兼ね備えていると思います。

 E657系に置き換えられた後は、どうなるのでしょうか?まだ解体されず、元祖NEXの253系みたいに他線区へ転属となるのでは、と目論んでいます。

 スーパーひたちの短い旅を楽しんだ後は、蒲田のビジネスホテルにチェックインし、1泊しました。


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間もなく見納め?8000系「坂の上の雲」ラッピング車両 [JR在来線]

  昨日で6日間の年末年始休みも終わり、今日からまた仕事が始まりました。年末年始は松山の実家に帰り、元日は近くの神社へ初詣、2日は父方のおじいちゃん、おばあちゃん家に行き、それ以外は家でゴロゴロTVを見るか、食べるかといった変わり映えのない正月でした。(^^;)

8000系L2編成「坂の上の雲」ラッピング.JPG

 昨日、岡山へ戻る列車の乗るため松山駅に向かうと、隣接する松山運転所に8000系「坂の上の雲」ラッピング車両が留置されていたのを発見!

8号車ラッピング.JPG

 ラッピングされているのは、8000系電車48両のうち、L2編成の5両です。

4号車ラッピング.JPG 

 岡山側の先頭車の8号車(8002号車)と4号車(8402号車)にはドラマ告知のラッピングがされています。

7号車ラッピング.JPG

 中間の5号車(8310号車)、6号車(8152号車)、7号車(8102号車)は松山の観光をアピールするラッピングがされています。

 つい何年か前までは夏目漱石の「坊ちゃん」を散々ウリにしてた松山ですが、最近は「坂の上の雲」で観光客を呼び込んでいます。ただ何でもかんでも「坊ちゃん」とか「坂の上の雲」に結びつけるのはどうかと思いますが。。。

 それはともかく、昨年12月25日で3年にわたって放送されたNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」も終了したので、近いうちにこのラッピングも剥がされることでしょう。


これはおトク!YOUNG WEEKEND CARD [JR在来線]

 JR四国には若者限定の会員制度「ヤングウィークエンドカード(YOUNG WEEKEND CARD)」があります。

以前からこのカードの存在は知っていましたが、就職で倉敷・児島に引っ越してきたのを機に作ってみました。

ヤングウィークエンドカード.JPG

 13歳(12歳の中学生もOK)~29歳まで限定、金曜5時以降、土日、祝日及び12月31日~1月3日にJR四国および土佐くろしお鉄道線の運賃・料金が4割引になる、大変お得な会員サービスです!(ただし、片道61㎞以上の往復利用が条件、土佐くろしお鉄道線内のみの利用は割引対象外)

 そのほかにも、駅レンタカーが割引価格で、JR四国指定のホテルが10%割引、JR四国主催のパッケージツアーが3%引きなどの特典も付帯しています。

JR四国ヤングウィークエンドカード

 入会費1000円で有効期間は1年間、更新時に400円かかりますが、年1回でも利用すれば十分元は取れそうですし、学生割引よりも断然おトクです!

 GWや夏休みなど、もう少し利用可能な日を増やしてくれたら文句なしですが、週末にちょっと帰省したり、小旅行するにはもってこいですね!20代のうちはとことん活用していきたいです。


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