アメリカ西海岸旅行記(その25)―Valley Floor Tour― [アメリカ西海岸]
ヨセミテ国立公園滞在2日目。この日の午前は”Valley Floor Tour"に参加しました。
AM10:00にヨセミテロッジからバスに乗って出発です。
進行方向右手にEl Capitan(エル・キャピタン)を眺めながら、ゆっくり園内を走っていきます。
得る。キャピタンは高さ1095mの一枚岩で、花崗岩としては世界最大級。世界のロッククライマー憧れの岸壁です。
途中、バスはビュースポットで撮影タイムということで10分停車。左手にエル・キャピタン、右手にCathedral Rocks(キャセドラル・ロック)、ブライダルベール滝が広がります。
1997年には、ヨセミテ・バレー全体を大洪水が襲ったようで、このときの水位を示す看板も立てられていました。
そして、山道を登ってたどり着いたのが、トンネル・ビュー(Tunnel View)。左手にエル・キャピテン、右手にブライダルベール滝、そして奥にはハーフドーム。とにかく絶景の一言に尽きます。
トンネル・ビューからズームして撮ったブライダルベール滝(Bridalveil Fall)。落差は189mでその名の如く、花嫁のベールという美しい名前をしています。
フレズノ(Fresno)から続くハイウェイ140号線の”Wawona Tunnel”を抜けたところの展望台ということで、トンネル・ビューなのだそうです。
この後、バスはヨセミテ滝、ハーフドームを眺めて、正午前にヨセミテロッジに戻りました。概ね2時間で、園内のこれはという見どころを回り、雄大な景色を目に焼き付けることができました。車のない旅行者にはありがたい存在です。
昼食を食べて、午後からは雪道の中、トレッキングに向かいます。(つづく)
アメリカ西海岸旅行記(その24)―ヨセミテ滝― [アメリカ西海岸]
ヨセミテ国立公園にはいくつか滝が点在していますが、ヨセミテロッジから近いところにあるのが、ヨセミテ滝(Yosemite Falls)。
Fallsと複数形になっていますが、ヨセミテ滝はアッパー、カスケード、ロウアーの3段からなっています。
ヨセミテロッジからはアッパー滝がよく見えます。落差は436mで世界でも5番目の高さなんだとか。
アッパー滝の上まで歩いて行けるようですが、なんせ片道3~4時間、往復6~8時間とほぼ丸一日費やしてしまうので、今回はロウアーだけを見ることにします。
ヨセミテロッジからトレイルを歩いてロウアー滝を見にいきます。歩いて10分程度なので、ホント散歩みたいな感じです。
トレイルを歩いて辿り着いたのが、ロウアー滝。落差は95mです。日本でいうと、栃木県にある、華厳の滝(97m)とほぼ同等です。
これが夏になると、カラッカラに乾いて全然水が流れなくなるそうです。
ところが、こんな雄大な大自然を台無しにしてしまうものを発見しました・・・。
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岩に落書きが!!!(激怒)
どこの誰か知りませんが、まったく心無いことをするバカヤローがいるものですね。
そういえば、3年くらい前に日本の女子大生グループがイタリア・フィレンツェの大聖堂に落書きしたという事件がありましたが、世界遺産どうこう以前に、公共物は大切に扱ってほしいものです。
さて、気を取り直して、もう一度アッパー滝を撮ってみました。 また今度訪れる機会があれば、このアッパーまで行ってみたいものです。(つづく)
アメリカ西海岸旅行記(その22)―念願のヨセミテ国立公園へ― [アメリカ西海岸]
マーセド(Merced)からはヨセミテ国立公園行きの連絡バス”YARTS(Yosemite Area Transportation Sevice)"に乗り換えです。
このYARTSですが、アムトラックの乗車券と一緒に一括購入が可能です。
途中、モーテル街に停車しながら、ヨセミテ国立公園まで約2時間半の道のりです。
割と大きなバスを使用している割には、お客さんは私を含めて5人いたかどうか、といったところでした。
マーセドを出て、しばらくは平原の中の一本道をまっすぐ進みます。
途中、マリポサ(Mariposa)というモーテル街に停車し、しばらくウトウトしていると、いつの間にか川沿いを走っていました。マーセドでバスに乗った時、おばちゃんが「左に川が見えるよ」と教えてくれました。
エル・ポータル(El Portal)というモーテル街には、SLが保存されていました!かつてはこの界隈にも鉄道が走っていたのですね。
公園入口の料金所を通過し、岩をくりぬいた、恐ろしく狭いトンネルをくぐれば、世界遺産・ヨセミテ国立公園です!公園内に入った途端、一面雪景色に。
バスはほぼ定刻に終点のヨセミテ・ロッジに到着。ここが2泊お世話になるお宿です。
これから、世界遺産・ヨセミテ国立公園での滞在が始まります!!(つづく)
アメリカ西海岸旅行記(その21)―アムトラック・San Joaquins号― [アメリカ西海岸]
アメリカ滞在4日目。この日は5時過ぎに起床、6時にホテルをチェックアウトします。
サクラメントAM6:35発のサン・ホアキン(San Joaquins)号でヨセミテ国立公園へ向かいます!
検札が終わったら、カフェカーへ。
サン・ホアキン号には4両の客車のうち、1両がカフェカーになっています。ここで軽食やスナック、ドリンクが提供されます。
日本では、食堂車やビュッフェは絶滅危惧種となっていますが、アメリカではまだまだ健在のようです。
カフェカーで仕入れたソーセージとチーズのサンドと、コーヒーを座席でいただきました。味はう~ん、可もなく、不可もなくといったところでした。
どこまでも広がる雄大な平原の中を列車は快走していきます。
途中、長大編成の貨物列車を何度も見かけます。アメリカでは貨物鉄道が線路を所有しており、旅客鉄道会社である、Amtrakは貨物鉄道の路線を借りて、列車を運行しています。
日本のJRとはちょうど真逆の関係ですね。
車内を散歩していると、衝撃的な光景が!!!
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「なんちゅう恰好で運転してんや!!!」って日本ではクレームが多発→社長クラスの人が記者会見で謝罪、という流れになること間違いなしですね。
でも、そんなことを他に気にしている乗客は全くおらず、それぞれが好きなように過ごしていました。そこらへん、良くも悪くも自由の国・アメリカらしいってこと!?(^^;)
下車駅のMerced(マーセド)に近づいた時、左手側にいろんな飛行機たちが!どうやら、ここは航空博物館らしく、爆撃機を中心に展示されているみたいです。
サクラメントから2時間強で、マーセドに到着です。ここからヨセミテ国立公園行きのバスに乗り換えです。(つづく)
アメリカ西海岸旅行記(その20)―CYPLUS GRILLEでディナー― [アメリカ西海岸]
サクラメントでの夕食は、ホテル内のレストラン・”CYPLUS GRILLE"でいただくことに。
まずはビール”BUD LIGHT"で渇いたのどを潤します。
前菜のサラダ。アメリカ滞在中にしっかり野菜を食べたのはこれが最初で最後だったかと思います。(笑)
メインのプライムリブ。焼き加減はミディアムとオーダーしたのに、結構赤い部分が残っています(^^;)
けど、結構ボリュームもあって、噛み応えもあり、これぞアメリカンステーキって感じのものでした。
<Information>CYPLUS GRILLE
Adress:300 J Street, Sacramento, CA, 95814
TEL:(916)446-0100
URL: http://www.sacramentohi.com/
(Holiday Inn Capitol Plaza内)