若桜鉄道でのトレたび [私鉄]
JR鳥取駅からは、若桜鉄道線に乗って若桜まで向かいます。
若桜行きの列車。1両のレールバスです。若桜鉄道線は因美線の郡家(こうげ)駅が起点ですが、殆どの列車が鳥取まで直通しています。
この若桜鉄道線、旧国鉄時代から通算して今年(2010年)が開業80周年だそうで、その記念ステッカーも貫通扉に貼られています。
車体側面には、鬼だったり、魚だったり、車両によっていろんなゆるキャラ(?)が描かれています。
車内はごくありきたりのセミクロスシートです。
鳥取駅では普通に券売機できっぷを買いますが、帰りに若桜駅で購入したきっぷは硬券で、さらに改札では今時珍しいパンチも押してくれました!
車窓には田舎ののどかな風景が広がります。
途中駅には「みんなで乗ろう 若桜鉄道」とあり、この路線の厳しい経営状況が伺えました。どこの3セクも、車なしでは成り立たない地方部での生活とか、沿線の過疎化という問題に頭を悩ませているんでしょうね。
鳥取から列車に揺られること40分で終点若桜駅に着きました。ここに来た理由は次の次の回に。(つづく)
高松の「ことでん」 [私鉄]
マリンライナー・パノラマグリーン車の旅を楽しんだ後は、「ことでん」こと、高松琴平電気鉄道に乗って高松市内を移動です。
JR高松駅から歩くこと数分のところにある、高松築港駅より乗ります。
高松築港駅のすぐそばは玉藻城公園で、ホームはお堀に面しています。
きっぷは券売機で買う、至ってフツーな軟券ですが、改札時には駅員さんが今時珍しいパンチを押してくれました!
因みに駅構内には自動改札も導入されていますが、これはIruca(イルカ)という名のIC乗車券専用のもので、きっぷは挿入できませんでした。
しばし待っていると、電車がやってきました。行先表示はフィルム幕ではなく、珍しいサボです。
車内はありきたりのロングシート。
この車両、元々は京急で活躍していた車両です。京急からことでんに移籍するにあたり、京急車輌にて改造を受けたようです。
扇風機にはKHKの文字があり、ここにも京急時代の名残が見えました。
高松築港から2駅目の瓦町で志度線に乗り換えです。志度線には「黄電」の愛称で親しまれた、元名古屋市営地下鉄の車両が充当されています。この車両はことでんの中では比較的新しい車両のようです。
それにしても、瓦町での琴平線・長尾線と志度線の乗換えが面倒で、階段上って長い通路を歩かされます。一体、誰が何考えてこんな構造にしたのやら。私の大学と同じで人の動線というものが全く配慮されてないな・・・
赤電ではなく、サンクスのラッピング電車。帰りに運よく乗ることができました。
つい2~3年前までは大正生まれの電車も現役で活躍しており、まさにファンが言う「走る電車の博物館」って感じでした。現在はだいぶ車齢も若返り、大手みたいにICカードも導入されましたが、それでも、ノスタルジー漂うローカル私鉄ならではの雰囲気、風格はそのままです。
ことでんは高松と琴平、志度、長尾とそれなりにカバー範囲も広く、また沿線にも栗林公園、こんぴらさん、屋島など観光地もあるので、観光と併せてことでんの旅も楽しんでみるといいと思います。
'09年秋休みの旅(その8)―津軽鉄道Ⅱ― [私鉄]
今回は津軽鉄道の車両たちを紹介します。
津軽五所川原駅に留置されているキハ22形気動車。JR東日本から譲渡された車両です。予備車のようですが、肌荒れが進行しつつあります。(泣)
こちらは途中の嘉瀬駅に留置されていたキハ22形気動車。スマスマの企画で香取慎吾と地元小学生とがペイントした車両だそうです。ただ、現在は廃車となっています。
津軽五所川原駅構内に留置されていた、ストーブ列車用の客車。(形式不詳) 旧国鉄の旧型客車です。
車内をのぞくと、確かに車内にストーブが!!このストーブでスルメなどを焼いて楽しむこともできるようです。
タム500形貨車。以前は自社の燃料輸送用に使用されていたようですが、現在は使われていない模様です。。。
こちらの有蓋貨車も廃車となった模様で、掲示板代わりになっていました。
午前半日津軽鉄道と金木観光を楽しんだ後は、五能線と奥羽本線を乗り継いで、一気に青森まで向かいます。(つづく)
'09年秋休みの旅(その5)―津軽鉄道Ⅰ― [私鉄]
'09.11.29(Sun)
旅の2日目はホテルを早目にチェックアウトしました。午前中は津軽鉄道の乗り鉄と沿線の金木に行きます。
JR五所川原駅の北隣に、津軽五所川原駅の駅舎があります。まずはここから終点の津軽中里まで行くことに。
ホームに行くと、単行の「走れメロス」号が発車を待っています。車両はごくありきたりなディーゼルカーです。
車内はセミクロスシートです。日曜日の朝8時台ということで、乗客は私を含めて3~4人ほどでした。途中の金木からは貸し切り状態となりました。
列車はワンマン運転ですが、トレインアテンダントたる女性乗務員さんも乗務しており、沿線観光地の案内などを行っています。
アテンダントさんからお話を伺うと、訪れたこの時期(11月下旬)は年間で最も閑散な時期だそうです。8月のねぶた祭りとか、ストーブ列車が走る期間(12月~3月末)は全国から多くのファンがやってくるとのことです。もうちょっと遅ければ、乗れたんですがね。(残念!)
でも、今住んでいる茨城でも恐ろしく寒く感じたのに、津軽はどれだけ寒い事やら。(^^;)マジで寒いのだけは勘弁です(>_<)
車窓はのどかな田園風景が広がり、岩木山も見えます。
列車に揺られること45分ほどで終点の津軽中里に到着です。ここが日本最北の私鉄の駅です。
駅舎には以前スーパーが併設されていたようですが、今は撤退しており、周辺も閑散としていました・・・(寂)
津軽中里から折り返しの列車に乗り、芦野公園で降り、金木観光に向かいます。(つづく)
'09年秋休みの旅(その3)―弘南鉄道― [私鉄]
弘南鉄道の大鰐駅はJRの大鰐温泉駅に隣接しています。ここから大鰐線が中央弘前まで出ています。
使用されている車両は、元東急7000系。2両でワンマン運転を行っています。
吊皮には東急時代の名残が見られました。
途中の津軽大沢駅の構内には、電気機関車と、ラッセル車もいました。
車窓にはりんご畑が広がっていました。さすが日本一のりんごの産地だけあります。
大鰐から30分ほどで中央弘前に到着です。JR弘前駅からバスで10分くらい、こちらの方が市街地に近いです。