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津山扇形機関庫探訪の旅②―津山扇形機関庫&懐かしの鉄道展示室― [鉄道系博物館・イベント]

 昼食を取り終え、13時20分ごろに津山駅へ戻ると、既に受付は始まっており、平日ながら多くの同業者で賑わっていました。なお、この日が今年最初の扇形機関庫及び「懐かしの鉄道展示室」の一般開放日でした。

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 13時半定刻に見学ツアーは始まり、歩いて津山運転区内にある機関庫に向かいました。

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 まず「腕木式信号機」について、実演を交えながらの説明がありました。

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 つづいて、旧津山扇形機関庫へと案内されました。扇形機関庫は、その名の通り扇の形をした機関庫であり、中心には転車台を備えています。

 この旧津山扇形機関庫は昭和11年(1936)の姫新線全通に合わせて、同年に竣工しました。日本国内で現存しているものとしては、京都の旧梅小路機関区、現在の梅小路蒸気機関車館に次いで2番目の規模となっています。そして、近代遺産としても名高い評価を得ており、今年2月には経済産業省の「近代化産業遺産」にも認定されています。

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 機関庫内には3機のディーゼル機関車が保存されていました。

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 まずはDE10‐1号機。もともと四国で活躍しており、廃車後に多度津工場にて静態保存されていたものをJR西日本がJR四国からレンタルして展示しているもので、もうじき返却するとのことです。

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 つづいてDE50-1。昭和45年(1970)に製造された国産最強のエンジンを搭載した機関車ですが、たった1両だけしか製造されませんでした!それゆえ、ここ津山でしか見れない超レアなディーゼル機関車です。

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 最後にDD51‐1187号機。山陰本線で今は亡きブルトレ「出雲」を牽引するなどして、活躍していたようです。

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 機関庫の前にある転車台。こちらも実際に動かしてもらってからの説明を受けました。

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 機関庫の裏側はこんな感じです。あまり美しいとは言えませんね。それに一部ガラスが割られていたりしてました。せっかくの希少な近代化遺産なのでもう少し手入れした上で保存してほしいです。

(注)津山扇形機関庫は一般公開日以外は非公開ですので、決して勝手に車両基地構内に入っての見学及び撮影をしないようにお願いします。

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 機関庫を一通り見終わって、一行は懐かしの鉄道展示室へと向かいました。ここはもともと乗務員さん達の詰め所っぽく、その一部の部屋を借りて鉄道関連の品々を展示しているようです。

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 タブレット閉塞装置。通票を受け渡しする装置です。多くの鉄道系博物館に展示されてはいますが、ここではどのように使われていたか、実演を交えての説明がありました。

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 こちらは実際に駅の窓口業務で使用されていた回転式の乗車券箱です。

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 サボも数多く展示されていました。

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 往年の列車の写真パネルも展示されています。左がブルトレ「出雲」、右が伯備線での「デゴイチ」3重連による列車の山越えの写真です。 

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 急行「砂丘」の写真パネルと実物のヘッドマークもありました!

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 この他にも、数多くの鉄道用品が展示されていました!

 約1時間半で見学は終わりましたが、丁寧な説明もあったので、十分納得できるものでした!また近代遺産として貴重な機関庫やDE50も間近で見られるので、全国各地にある鉄道系博物館とはまた違った魅力があると思います。

 <Information>

◇津山扇形機関庫&「懐かしの鉄道展示室」2009年の公開日

4月11日(土)、12日(日)、25日(土)、26日(日)
5月2日(土)~6日(祝)、8日(金)~10日(日)、23日(土)、24日(日)
6月13日(土)、14日(日)、27日(土)、28日(日)
7月11日(土)、12日(日)、25日(土)、26日(日)
8月8日(土)、9日(日)、22日(土)、23日(日)
9月12日(土)、13日(日)、19日(土)~23日(祝)
10月10日(土)~12日(祝)、24日(土)、 25日(日)
11月13日(金)~15日(日)、21日(土)~23日(祝)

◇見学申し込み方法

・電話による事前受付制(公開日の前日まで)

・お申し込み先:JR西日本岡山支社営業課内「懐かしの鉄道展示室見学係」

・電話番号:(086)225-1179

・受付時間:10時~17時(土・日・祝日を除く)

・募集人員:各日80名様 ※満員となり次第締切り

 

 リンク:JR西日本プレスリリース

 15時前に見学が終わり、あとは岡山へ帰るのみです。この約10分後に岡山行きの各駅停車がありましたが、それには乗らず、約30分後に出発するあの列車にあえて乗ることにしました。(笑)

(つづく)


勝手に前倒し卒業旅行―③九州鉄道記念館― [鉄道系博物館・イベント]

 かしわうどんも食べ終え、門司港へ向かいます。

 小倉から電車に乗ること10分少々で門司港に着きます。

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 写真:813系電車。フロントマスクも赤と黒でかなり派手ですが、車内もまたすごいです。

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門司港駅駅舎です。

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 駅から歩いて数分のところに、最初の目的地「九州鉄道記念館」があります。

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 エントランスはまだ正月モードでした。9600型59634号には鏡餅も載ってました。

 雨(雪)も降ってきて寒いので早速館内へ。


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 まず、入った所に、明治時代の客車があります。

 2Fでは特別企画「栄光のブルートレイン」典をやっていました。

 まずはヘッドマークを。今はなき、「さくら(はやぶさと併用)」「なは」「あかつき」のもありました。
 
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 往年の名列車「あさかぜ」、20系客車などの写真もパネル展示されてありました。

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 注意:この企画は1月31日をもって終了しましたので悪しからずご了承ください。

 一旦本館を出て、外に展示されている車両を見に行くことに。

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 キハ07形。機械式気動車といってMT車と同様、クラッチで変速する方式です。

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運転席にはMT車のようなギアスティック、クラッチがあります。
(余談ですが、私はAT限定免許です。)

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 車内はこんな感じです。

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 つづいてボンネット型481系「にちりん」。

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 車内は簡易リクライニングシートです。リクライニングしても、背の力を抜くと「バタン!」と元に戻る初期のタイプ、通称「バッタンコシート」です。

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 581系寝台電車「月光」。
 昼夜兼用の車両ですが、晩年は一般型の715系に改造され、普通列車として使用されていたようです。
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 一区画だけ、ベッドになってるところがありましたので、ゴロンと(笑)。幅は充分広いです。ただ、実際は3段式B寝台なので、幅が広くても、高さに余裕がなく、寝台内で寛ぐには難があると思います。

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ED72型電気機関車のトップナンバー。九州初の交流電気機関車です。

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EF10型電気機関車。もともと関門トンネル専用機でした。

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C591号機。かつて「あさかぜ」などのブルトレや九州内の優等列車を牽引していました。

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これも忘れちゃ可哀想なので紹介します(笑)石炭専用ホッパ車セラ1239

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再び館内へ戻り、カフェで一服。実はこのカフェ、787系の元ビュッフェのパーツが再利用されているのです。

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 ここにも、屋外には大宮の鉄道博物館にあるようなミニトレインがあります。だが、大の大人1人で乗るには恥ずかしいので当然パス(^^;)


 入館料は300円ですが、帰りの乗車券を提示することで2割引で240円になります。
 大宮の鉄博には及びませんが、300円という値段を考えると、見ごたえは充分アリです。
 
 九州鉄道記念館を見終えて、門司港レトロを散策することにしました。(つづく)

 


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