きしゃぽっぽまつり@多度津工場(その1) [鉄道系博物館・イベント]
10月3連休の初日はJR四国・多度津工場で開催された、きしゃぽっぽまつりに行ってきました。
JR多度津駅から歩くこと10分足らずでJR四国・多度津工場に着きました。多度津駅からシャトル列車もありましたが、あまりに遅すぎて、歩く方が速い始末(^^;)
中に進んでいくと、往年の急行列車などのヘッドマークが飾られていました。
さらに奥へと進んでいくと、懐かしのキハ65がいました!
キハ65の相方は国鉄色でかつ、ヒゲ付きのキハ58形。このヒゲは、踏切事故対策用としてミュージックホーンを取り付けれた車両に施されたものです。昭和40年代に一時的に導入されたものの、効果はあまりなかったせいか(?)、結局数年で元の国鉄標準色に戻されたようです。。。
キハ58&65は2008年10月をもって定期運用を終了していますが、体験乗車ができるとのこと。もちろん乗らない訳にはいきません!
キハ58系の車内。オリジナル車はオールボックスシートでトイレ付ですが、四国のキハ58は急行運用撤退後、トイレの撤去及び一部座席のロングシート化などの通勤仕様に改造されました。
キハ65の車内。座席がバケットタイプに変えられた以外は、落成時からほとんど変わっていません。キハ65の方が、キハ58よりもシートピッチが広く、かつエアサス台車を履いていて快適なので、中学・高校時代の通学時に乗る機会があれば、好んでキハ65に乗ってました。
そういえば、晩年には松山発高松行きの各駅停車にキハ58&65が投入されていましたね~。確か松山を夕方7時前に出発して、高松には日付が変わったころに着く、というダイヤだったと記憶しています。
せっかく動態保存しているのならば、またリバイバル運転でも行なってほしいのですが、無理なお願いでしょうか?
僅か数分でしたが、体験乗車を終えた後は、まだまだほかのコーナーを見学しに行きます。(つづく)
'09年秋休みの旅(その10)―青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸Ⅱ― [鉄道系博物館・イベント]
G.Wの旅行記でだいぶ間が空きましたが、秋休みの旅を続けます。
客室内を見学し終えて、操舵室(ブリッジ)へ。かなーり広いです。
(注意)只今、改修工事で操舵室は見学不可とのことです。
ブリッジからみた船首部分。長年潮風にさらされて、結構錆びが進行している状態ですが、改修工事でリフレッシュされることを願っています。
操舵室を後にして、甲板へ。ここも操舵室同様、現役時代は立ち入り禁止区域でした。
煙突には「JNR」のマークが。ですが、民営化から青函トンネル開通までの最後の約1年間はJRマークだったようです。
次は車両甲板へ向かいます。鉄道連絡船ならではの設備で見どころの一つです。
貨物列車をはじめ、本州で製造された北海道仕様の車両もこの連絡船で北海道に渡って行きました。
荷物・郵便輸送用のスユニ50形です。50系客車とほぼ同じ足まわり、スペックだと思います。国鉄末期の荷物輸送、及び郵便輸送廃止とともに、廃車となったようです。
キハ82系気動車。1980年代まで、「北斗」「おおぞら」などの北海道内の特急列車として活躍した車両です。北海道以外にも、1960年代に、四国を除く全国の非電化区間に配置されました。
よく見たら、貫通扉についてあったであろう、逆三角形の特急シンボルマークがありません。また、心ないファンが盗んだでしょうか?
DD16型ディーゼル機関車。駅構内での入れ替え作業や、ローカル線での貨物輸送などに使用されました。
1Fの車両甲板から地下のエンジンルームへ。八甲田丸には1600馬力のエンジンが8基も搭載されています。
ここが総括制御室。ここで、エンジンや発電機器の制御・監視しており、まさに「縁の下の力持ち」的な役割を果たしていました。
一通り見学し終えて、八甲田丸を後にしました。青函連絡船は一度も体験したことありませんが、なんか往時の雰囲気が伝わってきました。列車の旅も空旅も大好きですが、たまには船旅もいいかもしれませんね。
あと、函館には魔周丸、東京お台場の「船の科学館」には羊蹄丸が保存されています。そちらにも機会があれば会いに行きたいと思います。
<Information>青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸
開館時間:4/1~10/31 9:00~18:00
11/1~3/31 9:00~17:00
8/7及び8/13 9:00~15:00
休館日:4/1~10/31まで 無休
11/1~3/31まで 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
12/31、1/1、3月第2週の月曜日から金曜日まで(船舶検査の為)
入場料:大人500円 中学・高校生300円 小学生100円
アクセス:JR青森駅より徒歩5分
URL:http://www7.ocn.ne.jp/~hakkouda/hakoindex.html
'09年秋休みの旅(その9)―青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸Ⅰ― [鉄道系博物館・イベント]
五所川原から五能線と奥羽本線を乗り継いで青森までやってきました。
青森駅からあるいてすぐのところにある(というか係留されている)のが旧青函連絡船の八甲田丸です。この八甲田丸が青函連絡船運航最終日に青森発の最終便として、トリを飾ったようです。
船内は博物館となっております。さっそく中に入ってみることに。
エントランス正面には客室の案内図が。これは就航当時からそのままのもののようです。
ここはグリーン船室。実物に座ってビデオ鑑賞が可能となっています。
だいぶ座席はくたびれはしてきているものの、リクライニング角度は深く、レッグレストも付いているので、快適な船旅を楽しめたことでしょうね。
アクリル板越しに見える寝台室。2段ベッド2組にソファー、洗面台もあります。個人というよりは家族水入らずで過ごすための個室ですね。当時としては、かなり豪華なものだったんでしょうね。
こちらは船長室。寝台室よりも広々としています。
続いて事務長室。ベッドにスタンバイされている毛布をよく見ると、「JNR」のロゴが!じつはこの記事書いている最中に気付きました(^^;)
国鉄時代の遺産。十和田、みちのく、たざわ、どれも知りません。日本海は現在も健在ですね。
船内の案内表示。
青森~函館は4時間の船旅で、それなりに長いので、設備は結構充実していたのですね。
一通り船室を見学したので、次はブリッジに上がろうと思います。(つづく)
夢の超特急・0系新幹線 [鉄道系博物館・イベント]
昨年11月に惜しまれつつも、退役した0系新幹線ですが、この度鉄道博物館で展示が始まったということなので、企業の説明会で上京したついでに見に行ってきました。
大宮駅構内には、0系新幹線の展示を告知するポスターが掲示されていました!
0系は新規に設けられた展示室に展示されています。
中に入ると、0系新幹線(N21編成、21-2号車)が丸1両展示されています!この21-2号車は1964年に製造され、1977年に廃車となってから国鉄関西学園(現・JR西日本社員研修センター)にて運転士、車掌養成に活用された後、同施設内で保存されていたものです。
乗降口付近にはサボが。「超特急 ひかり」と書かれているのが特徴です。
車内は開業当時と同じ、2-3配置の転換クロスシートです!
灰皿をよく見ると、JNRのマークが見られます!!
洗面所。鏡は三面のものです。そして、洗面台はブルートレイン「はやぶさ」でも見かけた、蛇口から手を離すと水が流れなくなるタイプのものです!
車両後方のドアから降りると、上部に復元された発車時刻表があります。開業時はひかり、こだま各々毎時1本の運転だったんですね。
階段を降りていくと、床下の様子も間近で見ることもできます。こちらは台車。
スカートも外されて、床下機器も間近に見ることができます。
一通り0系新幹線の車内外を見て周りましたが、開業時の姿と殆ど変わっていないようで、かつての「夢の超特急」の雰囲気というか、風格が感じられて良かったです!
日本のみならず、世界の鉄道史に輝くといっても過言ではない、この0系新幹線は今後、鉄道ファンの聖地とも言える、鉄道博物館において0系は目玉展示物となること間違いなしでしょう!
東武博物館リニューアルオープン―その3― [鉄道系博物館・イベント]
今回は屋外に展示されている車両を中心にお送りします!
まずは1720系1721号デラックスロマンスカー。現在の100系「スペーシア」に置き換えられるまで東武の看板特急として活躍していました!
1720系の車内。車内へは館内からのみアクセスできます。
座席は旧国鉄時代の特急列車のグリーン車とほぼ同等のデラックスなものです!2Fにも休憩コーナーはありますが、ここで一休みするにもアリです(笑)但しここでは飲食できないのでご注意を!
運転席。運転席は立ち入り禁止となっているので、ガラス越しに撮影しました。
旧日光軌道線の200形203号電車。2両編成の連接車です。
200形の車内。こちらも館内のみからアクセスできます。
そして、博物館から少し離れ、東武伊勢崎線の高架と水戸街道(国道6号線)とがクロスする辺りにB1形6号機関車が展示されています。
これで一通り東武博物館を写真と手抜きな文章で紹介したつもりです(^^;)今回初めてこの東武博物館を訪れての感想を、一言二言。
まず何といっても展示車両が11両と多いことがここの大きな魅力だと思います。やっぱパネルなんかの説明書きよりは実物のほうが断然インパクトがありますよね。
また、展示車両以外の関連資料も充実しているのも特徴だと思います。
あと、お約束のシミュレーターやジオラマなんかも誰もが楽しめることができます。
これだけ見応えあって入場料200円とは安いと思います。ここはかなりオススメです!東武というか鉄道そのものについて知らない方も、十分楽しめる博物館だと思います!
<Information>東武博物館
〒131-0032 東京都墨田区東向島4-28
開館時間 10:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日 毎週月曜日(但し、月曜日が祝日及び振り替え休日の場合は翌日休館)
入館料 大人:200円 小人(4歳~中学生):100円
アクセス 東武伊勢崎線東向島駅下車すぐ(駅に隣接)