岡山空港「瀬戸の魚島 鰆ずし」 [空弁]
昨今の空弁ブームで全国各地の空港で空弁が販売されていますが、岡山空港にもいくつか空弁が販売されています。
その中でも、発売以来高い人気を誇っているのが「瀬戸の魚島 鰆寿司(さわらずし)」です。調製元は岡山市内の「せとうち味倶楽部」さんです。価格は840円也。
東京へ向かうANA652便の機内でいただきました。
鰆はサゴシ→ヤナギ→サワラと、鰤のように大きくなるにつれて名称を変えていき、縁起の良い出世魚といわれる、サバ科の高級魚です。春になると、餌となるイカナゴを追いかけて、大群で押し寄せ、その魚群が島のように見えるほど濃いことから、その様が「魚島」と呼ばれるようになったようです。
岡山県ではママカリとともに、鰆の消費量が全国一で、焼き物やお刺身などとして、四季を問わず食べられています。
春の魚と書いて鰆ですが、春ではなく、冬が旬の魚です(笑)冬のものは寒鰆(さむざわら)と呼ばれ、脂が乗っていて結構美味しいものです。因みに、鰆の名の由来は産卵のために人目に付く所に出てくるようになり、春を告げる魚だそうです。
さて、蓋を開けると、味噌漬けのサゴシがのった押寿司が4切れ入っています。
横から見たらこんな感じ。サゴシがかなり肉厚でした。サゴシと酢飯の間には、椎茸煮も入っていました。
肝心のお味ですが、鰆本来の食感に味噌の味が効いており、なかなか良かったです。
この鰆寿司ですが、岡山空港のほか、岡山駅でも駅弁に混じって販売されているほか、山陽道、米子道、瀬戸中央道の一部のSA/PA、そして遠くは大阪伊丹空港でも販売されているようです。
リンク:せとうち味倶楽部